学校英語はどこで役に立つのだろうか?
しばらく見ないうちにカウンターの数が増えているのに少し驚きました。
読んでいただいている方がどういった意見を持っているのかということも少し気になるところなのですが、前回の続きです。
まずは、世間の親が中学生や高校生の子ども達に対して、学校の勉強をしっかりとしなさい、と言い続ける理由は基本的に高学歴志向にあるものだと考えられます。
タイトルとの関連で言えば、僕は中学で学ぶ英・国・数・社・理の主要5教科(及び、それと同等の扱いをうける高校での諸科目)を学ぶことで実社会に出てから直接役に立つものはないと考えています*1。
基本的に本題からズレないようにするということと、英語の教科や科目についての知識が不十分きわまりないということから、英語以外については述べませんが、もし、学校での勉強が直接実社会で役に立つと考えている親が多いのであれば、子どもを英会話学校に通わせる親は日本からいなくなってもいいのではないかと思うのです*2。
こうした子どもを英会話学校に通わせる親は現実をある程度分かっており、また自身の過去の経験から学校英語(だけ)では使える英語は十分に身に付かないということを理解しているのだと思います。
僕は、学校英語は使える英語を身につけるためにはあまりにも遠回りをさせすぎているのではないだろうか?ということをしばらく前から考えていました。
「複合関係代名詞」「仮定法過去完了」「語彙機能文法」・・・最後のは学校英語じゃないや(笑)
とにかく、こういうことばかりしていても通訳になれるとか、他にも色々な仕事が出来るほど実社会で役立つ英語は身に付きませんし、学校もそうしたことを目的としているとは思えません*3
にもかかわらず、親が子どもに英語の勉強が必要であると言うのは受験があるからに他ならないでしょう。
一部の学校では大学入試であっても英語が不要であるという場合が出てきているようですが、やはり、学部を問わず大抵の大学入試では英語は必須という状況にたいした変化はありません。
使える英語ではなく、受かるための英語。
それが学校英語だ、というのが僕の認識です。
日本語能力が低下していると言われようとも、日本語よりも英語だという意見は受験での重要性ランキングにおいて、英語が国語を上回るからでしょう。
このような状況をふまえた上で、小学校からの早期英語教育も叫ばれているのではないかと。
そんなことなら、いっそのこと受験から英語を外せばいいのにと思うわけです。
あまりまとまりがないのですが、後日また続きを書きます。